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【愛玩動物看護師ブログ】☀熱中症にご注意ください☀
2023年8月1日
皆さんこんにちは🍉
本格的な夏のシーズン到来で毎日猛暑が続いていますね💦
この時期やはり最も注意しなければならないのが熱中症です🥵
熱中症は高温多湿の状況に長時間いることで、高体温や脱水によって起こる病気のことを言います
今回は熱中症について注意点や対策などをご紹介します👌
1⃣特に注意しなければいけないのはどんなワンちゃんネコちゃん?
🔶短頭種と呼ばれる犬種猫種(犬ではパグ、フレンチブルドッグ、シーズーなど、猫ではペルシャ、エキゾチックショートヘアなど)
🔶肥満
🔶高齢(特に認知機能が落ちている場合)
🔶心疾患や呼吸器疾患も持っている
🔶大型犬(特にハスキーやサモエドなど北欧原産の犬種)
短頭種のワンちゃんネコちゃんは構造上、気管や鼻腔などの空気が通る道がせまくなっているため
呼吸がうまくできずに体内に熱がこもってしまいます
肥満のワンちゃんネコちゃんは首やのどの周りに脂肪がついているため
やはりうまく呼吸ができずに体温が高くなってしまいます
高齢の子や心疾患などを持っているワンちゃんネコちゃんは体温調節の機能が落ちていたり
認知機能が落ちている場合は自分で水分を摂取できなかったり熱い部屋から出られなかったりするので
熱中症のリスクが上がります
2⃣熱中症ってどんな症状?
初期の場合・・・
🔶パンティング(ハァハァという呼吸)をする
🔶よだれが大量に出る
🔶心拍数が早くなる
🔶歯肉や舌、目の結膜が充血する
重篤になると・・・
🔶ぐったりする
🔶嘔吐や下痢をする
🔶意識がなくなる
🔶けいれん発作が起こる
初期の症状が見られる際は、すぐに涼しい屋内に移動して少しずつお水を飲ませたり
保冷剤や濡らしたタオルを体にあてて冷やしてあげてください
ただし、冷やしすぎると今度は低体温症を起こしてしまいますので注意が必要です
判断に迷う場合は病院にご相談ください
ぐったりしていたり意識がもうろうとしている場合は、命にかかわりますので速やかに病院にお連れください
3⃣予防や対策はどうすればいい?
🔶エアコンを効果的に使用する(室内温度は26度、湿度は50%ぐらいが理想)
🔶散歩は早朝もしくは夜に行く(涼しいと感じてもアスファルトを触って熱くないか確認を)
🔶こまめに水分補給をさせる
🔶首に濡らしたタオルや保冷剤入りバンダナなどを巻く
🔶クールマットなどのひんやりグッズを活用する
🔶車中は熱がこもりやすいのでエアコンの温度は低めに設定する
熱中症はとにかく予防が大切です!!
体内に熱がこもらないようにお部屋を涼しくし、ワンちゃんの場合はお散歩も無理のない範囲でお願いします
熱中症は人でも危険ですがワンちゃんネコちゃんも非常に注意が必要な病気です⚠
特に今年は毎日が猛暑で夜でも熱中症の危険性があります😰
光熱費の高騰で節電したいところではありますが、何よりも命には代えられません✨
予防や対策をしながらなんとかこの夏を乗り切りましょう✊
ひがし動物病院
🏥堺市東区日置荘北町3-11-37
☎072-247-5922