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【看護師ブログ】狂犬病予防について

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ひがし動物病院

こんにちは、ひがし動物病院です
4月になりすっかり暖かくなりましたね
今回の【看護師ブログ】では毎年この時期に行う狂犬病予防についてお話しようと思います




『狂犬病』とはすべての哺乳類に感染する可能性のある感染症で、
人にも感染する『人獣共通感染症』の一つであり、
この病気は発症すると致死率100%という非常に怖い病気です





実は狂犬病は、日本国内においては数十年ほど発生がなく、
日本は世界でも数少ない『狂犬病発生清浄国』と呼ばれる国なのです。
ですが、日本の周辺国、海外に目を向けると、さまざまな国で依然として発生が多くあり、
「海外に行ったときにむやみに動物に触ってはいけない」
という言葉を聞いたことがあると思いますが、それはこういった事情からでもあります。
近年、人と同じく動物たちも国を超えて往来できる状況なので、海外で発生している狂犬病がいつ日本に入ってきてもおかしくない現状です。




日本では、わんちゃんは『狂犬病予防注射』を毎年接種しなければいけない、という義務があります
通常4-6月の間に接種する決まりとなっており、
毎年春先に市町村から接種票がわんちゃんのお家に届くようになっています


狂犬病予防法という法律に則って定められている狂犬病予防接種ですが、
国内での発生に備えて多くのわんちゃんが免疫を持つことが重要であると言われています。
この法律で定められていることは大きく3つあります。
①住んでいる市町村にわんちゃんの登録をすること
②年に1回、狂犬病予防接種をすること
③わんちゃんに鑑札と注射済票をつけること

堺市に登録のわんちゃんには、接種済票を病院でお渡しする事ができますので、
堺市から郵送される書類をもって、病院にお越しください
この注射済票は、「今年度の狂犬病予防がきちんと出来ています」というわんちゃんが身に着ける証明書のようなものです。
毎年発行されますので、今年度分をわんちゃんの首輪やハーネスなどにつけてあげてください




予防接種になりますので、飼い主様が様子をみれる日の午前中か午後診の早めの時間での接種をオススメいたします。
フィラリア検査と同時に行うこともできます

春は多くのわんちゃんで病院が混み合い、お待ちいただく時間が少しあるかもしれませんが、
お日にちの相談もできますので、わんちゃんと飼い主様、両方に大事な予防をみんなで行っていきましょう。
ご予約はお電話でも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。



ひがし動物病院
TEL072-247-5922